結論:“換気(排気)×給気×乾燥機×動線設計”をワンセットで最適化すれば、雨天や花粉シーズンでも短時間で乾き、部屋干し臭やカビの悩みが消えます。洗う→干す→しまうを一筆書きで完結させることが、家事時間と光熱費を同時に下げる近道です。
ランドリールームの基本要件(これだけは外さない)
- 換気量の確保:24時間換気の系統とは別に、局所換気(200–350m³/h)を用意。CO2・湿度連動で自動運転が理想。
- 給気の道筋:排気だけでは空気は動かない。ドアアンダーカット10–20mm+近接室の給気口でショートパスを作る。
- 除湿・乾燥手段:
- ヒートポンプ乾燥機(電気):繊維の傷み少・省エネ。乾太くん比で時間は長め。
- ガス乾燥機(例:乾太くん):短時間・ふんわり。ガス栓新設の有無とランニングコストを要確認。
- 除湿機(コンプレッサ/デシカント/ハイブリッド):小空間の補助に有効。24h運転の消費電力に留意。
- 物干し計画:天井吊り2本+可動棚前のハンガーパイプが定番。耐荷重(10–15kg/本)と天井補強を忘れずに。
- 収納と作業台:畳む→仕分け→しまうを1歩で。幅1200×奥行450mm程度のカウンター+可動棚が使いやすい。
レイアウトのセオリー(洗→干→畳→収納を一筆書き)
- 洗濯機の真上に可動棚:洗剤・ハンガー・洗濯ネットを“取り出す→戻す”最短動線に。
- 洗濯機→物干し→作業台→ファミクロを“コの字/一直線”で配置。可能ならファミリークローゼット直結。
- 脱衣室と分離:湿気が溜まりがちな脱衣室とは建具で区切り、ランドリー側に換気を集中。
- 床仕上げ:耐水フロア/塩ビタイル+巾木シーリングで水ハネ対策。床勾配は不要だが防水立ち上がりは確保。
乾燥手段の比較と選び方(目的別)
1) ヒートポンプ乾燥機(電気・ドラム式)
- 所要時間:3〜4kgで約120〜160分。
- ランニング:省エネだがフィルター清掃必須。ダクトレス設置可。
- 向き:電気契約が小さめ/ガス未配管の住宅。静音性重視。
2) ガス乾燥機(例:乾太くん)
- 所要時間:3〜5kgで50〜80分。仕上がりふんわり。
- ランニング:ガス代はかかるが時間短縮で総コストは拮抗するケースも。
- 要件:ガス栓・排湿ダクト・外壁開口。賃貸やマンションは要規約確認。
3) 除湿機+物干し(補助)
- 所要時間:6〜12時間(機種・室容積・換気量次第)。
- 向き:予算小/スペース小の改善。換気と併用で部屋干し臭を抑制。
結論:家族4人・毎日運用ならガス乾燥機+局所換気、週2–3回まとめ洗い・夜間運用ならヒートポンプ乾燥+換気がバランス良。
面積の目安と必要設備
- 必要面積:最小1.5〜2.0㎡(洗濯機+物干し最小)/快適3.0〜4.0㎡(作業台・収納まで)。
- 電源:20A専用回路×1(乾燥機)+コンセント×2–3。ガス機はガス栓+排湿ダクト。
- 給排水:洗濯機用+スロップシンク(任意)があると作業効率UP。
- 換気:200–350m³/hの局所換気扇(中圧型)。逆流防止ダンパと消音を配慮。
- 照明:500–700lxを目安に、演色性Ra90程度で色合わせが楽に。
予算感(戸建て/マンション別のレンジ)
条件で上下します。以下は目安。
- 最小構成(可動棚・天吊り・換気強化):15〜35万円
- 乾燥機導入(電気/ガス)+換気改修:30〜80万円(ガス栓・排湿新設で上振れ)
- 専用室化(作業台・収納・内装・電気/換気全面):60〜150万円
- ファミクロ直結の間取り変更:120〜250万円
マンションでの注意点
- 管理規約:外壁面の開口(排湿ダクト)やガス栓新設の可否を事前確認。
- 防音:乾燥機の振動・騒音に配慮(防振ゴム・台)。
- ダクト経路:PS(パイプスペース)優先、長尺・曲がり多いと排気性能低下。
よくある失敗と回避策
- 換気は強化したが給気が無い→ ドア下アンダーカットと近接室の給気口で空気の入口をつくる。
- 物干しが頭上すぎて使いづらい→ 天井高2,400mmなら取付高さ1,900〜2,000mmを基準に。
- 乾燥機の排湿が弱い→ ダクト曲がり2回以内・総延長3m以内を目安。必要に応じ中間ダクトファン。
- 部屋干し臭が消えない→ 換気×除湿×送風を同時。洗濯槽のカビ対策もセットで。
- 動線が遠回り→ ファミクロ直結/寝室隣接など一筆書きの配置を最優先に。
ステップ別の進め方(無料診断→設計→施工)
- 無料診断:現地で湿度・CO2・風量・騒音の簡易測定、設備の現況確認。
- プラン設計:
- レイアウト案(一直線/コの字/回遊)
- 設備仕様(乾燥機方式・換気量・ダクト経路)
- 内装・造作(可動棚・作業台・ハンガーパイプ)
- 見積・工期:2案比較。戸建て2〜6日、マンション3〜7日が目安。
- 引渡し:風量測定票・運転設定・清掃/メンテ手順をレクチャー。
FAQ(よくある質問)
Q. ランドリールームを作ると電気代が上がりませんか?
A. 換気・除湿・乾燥は電力を使いますが、短時間で乾く設計(風量・給気・ダクト)により運転時間が短縮。結果として総コストは下がるケースが多いです。
Q. 何㎡あれば作れますか?
A. 最小1.5〜2.0㎡で成立。畳む・収納まで同室で行うなら3.0㎡以上を推奨します。
Q. 既存の脱衣所をランドリー化できますか?
A. 可能です。ただし浴室開口からの水蒸気が多く、気密建具+換気強化で分離する方が効果的です。
お問い合わせ・現地診断のご依頼
- 住所(市区まで)/築年数/洗濯回数(週あたり)
- 乾燥の優先事項(時間短縮/仕上がり/省エネ/静音)
- マンション規約・ガス栓有無の情報(該当時)
最短即日でレイアウト案+概算費用をお返しします。家事のストレスと部屋干し臭から、今日で卒業しましょう。



