こちらの記事ではリフォームとリノベーションと違いを説明していきます!
リフォームとリノベーションの違いの理解とメリット・デメリット
費用、工事期間はどのくらい違うの??
こちらの内容をまとめていきたいと思います!
リフォームとリノベーションの定義
リフォームは英語では「reform」と書き、日本語に訳すと改善・改良という意味があります。
老朽化した建築物を新築の性能に戻すという意味で使われる言葉です。
一方、リノベーションは英語で「renovation」と書き、日本語に訳すと修復・刷新です。
おもに既存の建築物に改修を加え、価値を高めることを表します。
リフォーム【新しかった状態に近づける、戻す】
リノベーション【つくりなおす】
ということになります!
メリットとデメリット
リフォームのメリット
・工事の期間が短め
リフォームはリノベーションに比べて工事の規模が小さく表面的な工事が多いため、
短期間で工事が終了する傾向があります。
トイレ交換の場合で数時間から1日程度、ユニットバス交換の場合で3~4日
このように、リフォームは数時間から数日程度、長くても1ヵ月で済むため、スムーズに入居が可能です。
・費用が安い
リフォームは改修規模が小さいため、一般的にはリノベーションほど多額の費用はかかりません。
後ほど、工事相場にも触れていきます
・完成がイメージしやすい
リフォームは基本構造を変えずに、部分的な修繕のみで新築状態へ戻す工事であるため、
完成後の状態をイメージすることが容易です
今までの家がお気に入りで雰囲気を残したい場合、大きな工事をしないリフォームがおすすめです。
リフォームのデメリット
・設計の自由度が低い
リフォームのおもな内容は、設備の交換や、内装の修繕などです。
大きな修繕ではないため、設計の自由度はリノベーションほど高くありません。
あくまでもリフォームは現状回復するものになります!
リノベーションのメリット
・設計の自由度が高い
配管や水回り設備、間取りなどに大規模な改修を行うため、自身の利便性に合わせて設計が可能です。
間取りや大幅な内装の変更ができるため、デザインに自分の好みを大きく反映できます。
リフォームで起こりがちな、改修箇所とそれ以外の箇所にムラが生じるようなこともありません。
リノベーションのデメリット
・工事費用が高くなりやすい
リフォームよりも工事が大規模になるため、多額の費用が必要です。
フルリノベーションを希望するような場合は、さらに工事範囲が大きくなり、工事費用も高額となるでしょう。
このあと費用相場をまとめていきます!
・工事の期間が長め
リノベーションは工事の規模が大きいため、工事期間もリフォームに比べると長くなります。
フルリノベーションをする場合は、マンションなら2~3ヵ月、一戸建てなら3~4ヵ月が目安です。
物件を手に入れてからフルリノベーションをするのであれば、設計をする期間として、さらに1~2ヵ月くらいは考えておきましょう。
費用相場
リフォーム
トイレ交換 15~40万円
洗面所・システムバス、キッチンの設置 50~150万円
壁の張り替え、屋根の塗り替え 5~60万円
畳からフローリング(6畳) 15万円~
リビング・ダイニング 150万円~450万円
リノベーション
リノベーションの費用相場は、面積やグレードによって変わり、600万円~1,700万円と幅があります。
例えば、面積でみた場合、40㎡で600~850万円、80㎡で900万~1,700万円が費用相場です。
工事期間
リフォーム
トイレ交換 数時間~1日
キッチン交換 2~3日
ユニットバス交換 3~4日
畳からフローリング(6畳)1日
和室から洋室 5~10日
リノベーション
設計・工事で合わせて5~6か月程度かかります
3か月以上借住まいが必要となることとなります。
まとめ
リフォームは原状回復(マイナスをゼロに近づける)を指す一方、
リノベーションはこれからの暮らしに合わせてゼロから間取りやデザインを決めて進める設計・工事(ゼロから+α)を意味します。
それぞれメリット・デメリットがあるため、どちらが自分の求めているものなのかを確認して選ぶことが大切です。
少しでも皆様のお役立ち情報になれば幸いです!